| シネマいしん | |
| 主催・運営 | しーのん(代表上地忍) |
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シネマいしんについて
21世紀に入り、日本の映画界は大きな転換期を迎えています。
戦後の映画黄金期や、大手映画製作会社の独占的製作・配給も今は昔。大手メジャーの撮影所売却、テレビ局や異業種との共同製作、高性能かつ廉価な機器の普及によるインディーズの台頭、シネコンの参入による配給網の変化、アナログからデジタルへの移行による新しいビジネスモデルの登場。その他、21年ぶりの邦画シェア逆転(2006年興行)、映画ファンドの出現、政府による知的財産推進戦略・・・云々。数えあげればこの場でとても収まらない動きがあることは、多少なりとも映画業界を知る方なら同意して頂けることでしょう。
いずれにせよ、変化は確実であり、もう古き良き時代に後戻りすることはできません。日本映画界は現在、新しい潮流の中で脱皮をするべく模索している段階と言えます。
日本の映画界がどのように変化していくのか、未だ見いだせない状況ですが、はっきりしているのは「作品も業界も、はたして世界に通用する方向へ変革できるだろうか」ということでしょう。これは映画業界に限らず、日本のあらゆる点について言えることかもしれません。
このような映画界の状況は、日本の歴史にかつてあった幕末・明治維新の状況によく似ていると思うのです。それまで長らく続いていた太平の夜が打ち破られ、迫り来る世界の勢力の中、余儀なく日本という国の変革が求められ新旧の価値感や勢力が争っていた時代です。その中で、日本の行く末が見えていた人物はごくわずかでありました。少数の、志と知恵と勇気を持った志士が世を動かし、ついに日本の歴史を変えたのです。
最も有名な幕末の志士の一人である坂本龍馬は、地位も実績もなく、脱藩の罪で故郷に帰ることもできない青年でした。あったのは、ただ回天の志のみです。しかし、その後彼は国を変え、歴史を変える働きをし、日本人の心に深く刻まれる存在となりました。その他、時代の変化を感じ取った志士たちはみな、これまでの地位や考え方を捨て、昼夜を分たず新しい知識や情報を学び、来るべき日に備え、ついに明治維新の事業を成し遂げたのです。
そうです。いつの時代でも、歴史を動かすのは志と先見性を持った人々なのです。私たちは、何となく業界や全体が変わる事を期待してはいけません。その数は少なくとも、熱意ある個人こそが、人の上に立ち、世の方向を指し示すリーダーとなるのではないでしょうか。
映画界においても、今日求められているのは、そうした維新志士のような人物です。「シネマいしん」は、映画界に多くの維新志士を輩出したい、そのような思いをこめて作られました。共に学び合い、切磋琢磨し、いずれの日か大きな仕事ができるようになるための知識や情報、機会やサービスを提供していきたいと考えております。
一人ひとりが映画界において成功することを望んでいます。しかし、同じくらい、一人ひとりの成功が映画界の成功につながってほしいと思い、その成功がまた日本全体の成功、世界の成功になるものであってほしい、そう願っています。
私たちは世界中の人に普遍的な価値を伝える作品を産み出せるのか。そのための精神的バックボーンや手法を見いだし、世界史に足跡を残す有意義な文化を創造・発信していけるのか。新しい時代精神を築けるのか。この挑戦はまだ、始まったばかりです。共に頑張って参りましょう。
2008年2月22日
しーのん
代表 上地 忍

